「コーヒーを飲むと体が冷える」という説、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?暑い夏にアイスコーヒーを飲むならまだしも、寒い冬にホットコーヒーを飲んで体が冷えてしまうとしたら、少しショックですよね。
今回は、コーヒーと体温の意外な関係について、科学的な視点から解説します。
なぜ「コーヒーは体を冷やす」と言われるのか?
東洋医学や薬膳の世界では、コーヒーは「陰性(体を冷やす性質)」の飲み物に分類されることが多いです。これにはいくつかの理由があります。
産地の特徴: コーヒー豆の多くは、ブラジルやエチオピアといった熱帯地域で収穫されます。「暑い土地で採れるものは、体の熱を逃がす」という考え方がベースにあります。
利尿作用: カフェインには尿の排出を促す作用があります。排尿の際、体内の熱も一緒に放出されるため、結果として体温が下がりやすくなります。
血管の収縮と拡張: カフェインは一時的に血管を収縮させますが、その後、反動で血流が変化し、指先などの末端から熱が逃げやすくなるという側面もあります。
実際は「冷える」の?「温まる」の?
結論から言うと、「短期的には温まるが、飲みすぎると冷える」というのが正解に近いです。
飲んだ直後は、温かい液体の温度とカフェインによる交感神経の刺激で、代謝が上がり一時的にポカポカします。しかし、前述した利尿作用や、カフェインによる自律神経への影響(過剰摂取による血行不良)によって、後からじわじわと冷えを感じることがあるのです。
体を冷やさないための「賢い飲み方」
コーヒーの香りを楽しみつつ、冷えを防ぐためのポイントを3つご紹介します。
「ホット」を「ゆっくり」楽しむ アイスコーヒーは物理的に内臓を冷やします。冷えが気になる方は、迷わずホットを選び、少しずつ味わいましょう。
スパイスをプラスする シナモンやジンジャーを少量加えるのがおすすめ。これらは血行を促進する「陽性」の食材なので、コーヒーの冷やす性質を和らげてくれます。
空腹時を避ける 空腹時はカフェインの吸収が早く、胃腸への刺激や利尿作用が強く出やすいです。食事と一緒に、あるいは食後に楽しむのがベストです。
まとめ
コーヒーは「体を冷やすからダメ」と極端に避ける必要はありません。大切なのは、自分の体調や気温に合わせて、飲み方や量をコントロールすることです。
特に冷え性の方は、1日2〜3杯程度に留め、夜はノンカフェインにするなどの工夫をしてみてくださいね。
プライベート鍼灸院 SHINーRYU
住所:東京都台東区浅草橋4丁目7−2
テトスパジオ 801号室
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