冷えが気になる季節はもちろん、夏場の冷房でも悩まされる「冷え性」。東洋医学の視点から見ると、それは単なる「体温の低さ」ではなく、体からの大切なSOSかもしれません。
今回は、東洋医学が捉える冷え性の正体と、その対策についてお話しします。
1. 東洋医学では「冷え」をどう見る?
西洋医学では、検査数値に異常がなければ「体質」として片付けられがちな冷え性ですが、東洋医学では「未病(みびょう)」、つまり病気になる一歩手前のサインとして重く受け止めます。
東洋医学の基本概念に「気(き)・血(けつ)・水(すい)」があります。これらは健康を維持するための3大要素ですが、冷え性はこのバランスが崩れた結果だと考えられています。
気虚(ききょ): エネルギー不足。熱を作る力が弱まっている状態。
血虚(けっきょ): 血液不足。末端まで栄養と熱が届かない状態。
気滞(きたい)/ 瘀血(おけつ): 巡り成分の停滞。ストレスやドロドロ血で熱が渋滞している状態。
2. あなたはどのタイプ?冷えの分類
東洋医学では、冷えの感じ方によって対策が変わるのが面白いところです。
| タイプ | 特徴 | 原因のイメージ |
| 末端冷えタイプ | 手足の先が氷のように冷たい | 巡りの「滞り」。ストレスが多い人に。 |
| 下半身冷えタイプ | 顔はほてるのに足元が冷える | 「水」の偏り。デスクワークが多い人に。 |
| 全身冷えタイプ | 常に体温が低く、疲れやすい | 「エネルギー」の枯渇。虚弱体質の人に。 |
| 内臓冷えタイプ | お腹が冷たく、下痢をしやすい | 飲食の不摂生。冷たいもの好きの人に。 |
3. 「温活」よりも「巡活」を
東洋医学的なアプローチで大切なのは、外から温めるだけでなく、**「自ら熱を生み出し、全身へ運ぶ力」**を取り戻すことです。
食養生(しょくようじょう)
「身土不二(しんどふじ)」という言葉があるように、その土地の旬のものを食べるのが基本です。
温性食材: ショウガ、ニンニク、ニラ、カボチャなど、土の下で育つものや色の濃いものは体を温めます。
飲み物: コーヒーや緑茶は体を冷やす性質があるため、冷えが強い時は紅茶やプーアル茶、ほうじ茶がおすすめです。
ツボの刺激
足の裏にある「湧泉(ゆうせん)」や、くるぶしの上にある「三陰交(さんいんこう)」は、冷えに効く代表的なツボです。お風呂上がりに優しく揉むだけで、気の巡りがスムーズになります。
最後に
冷え性は「我慢するもの」ではなく、「体を整えるきっかけ」です。自分の体質がどのタイプかを知ることで、より効果的なセルフケアが見えてきます。
まずは今日、一杯の温かい白湯を飲むことから始めてみませんか?
プライベート鍼灸院 SHINーRYU
住所:東京都台東区浅草橋4丁目7−2
テトスパジオ 801号室
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